タリヘーレ三重奏団 演奏会 ~ピアノ三重奏曲の正典~





ベートーベンのピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1 とブラームスのピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87を演奏しました。作品番号1を冠したベートーベンのピアノ三重奏曲第1番は、それまでのハイドンやモーツァルトの影響から抜け出し、ベートーベン独自の音楽のスタートにふさわしい曲で、ダイナミックなリズム感に溢れた曲です。一方、ブラームスのピアノ三重奏曲第2番は、1番ほど演奏される機会が多くはないのですが、主題と5つの変奏からなる第二楽章は、いかにもブラームスらしい曲想にあふれた音楽で、壮大な第一楽章、美しいトリオを持つ第三楽章、勇壮に駆け抜ける第四楽章とあいまって、私たちが好きな曲の一つとなっています。

                          

2曲だけなので休憩なしで演奏しましたが、どちらも30分程度かかる大曲なので、曲の解説の話やアンコールで弾いたわらべ歌も含めると、1時間20分ほどぶっ続けの演奏会となりました。次回からは、やはり休憩を入れようと思います。
なお70名ほどの方々にご来場いただきました。ありがとうございました。