第2回 アルテムジカ主催演奏会「午後の室内楽U」



アルテムジカ主催「午後の室内楽U」を、2009年7月11日に西宮の芸術文化センター小ホールで行いました。140人ほどの方々にお越しいただき、盛況のうちに演奏会を終えることができました。ありがとうございました。

2007年開催の第1回目の「午後の室内楽」は、タリヘーレ三重奏団とチリエージェ四重奏団の共演でしたが、今回の第2回は、タリヘーレ四重奏団とミュー室内管弦楽団のコンサートミストレスおよび第一チェリストの共演となりました。

ベートーベンのピアノ三重奏曲「幽霊」は、タリヘーレのピアニストとミューのヴァイオリニスト、チェリストで演奏しました。初めての組み合わせ、初めての演奏でした。フォーレのピアノ四重奏曲第1番は、タリヘーレ四重奏団として、2004年に原宿のアコスタディオで演奏したのですが、今回は、ヴァイオリンをミューのヴァイオリニストが受け持つ形で演奏しました。三曲目のブラームスのピアノ四重奏曲第3番は、タリヘーレ四重奏団として、今年、三木の三木山森林公園ホールと代々木上原のムジカーザで演奏しており、今回も同じメンバーで演奏しました。

アンコールは、第1回目と同様にパッヘルベルの「カノン」にしました。タリヘーレのヴァイオリニストとヴィオリストは東京在住のため、毎週練習が出来るというわけではなく、アンコールのために練習時間をさくことがあまり出来ないという事情があったのと、参加者全員で演奏する曲がそんなにない、ということでカノンに落ち着いた次第です。タリヘーレのヴァイオリニスト、ヴィオリスト、ミューのヴァイオリニストがヴァイオリンを奏し、タリヘーレのピアニストがビオラで、そしてミューのチェリストがチェロでビオラ・パートのピッチカートを受け持ち、タリヘーレのチェリストがチェロ・パートを担当しました。チェロのピッチカートがよく響いて、パーイヤール式のカノンの雰囲気が出たのではないかと思っています。