タリヘーレ三重奏団 plus 宮崎万里 演奏会V〜パリからの風 V〜





昨年行うはずだった演奏会がコロナ禍のために1年延期となったのですが、それが今回の演奏会でした。しかしコロナ禍は昨年よりもひどく、8月に入ってこれまでに経験したことのない多くの数の感染者が報告されるようになりました。21日までには少しは収まるだろうと思っていたのですが、増々ひどい状況になっていきました。それでも、緊急事態宣言ではイベントは5割の観客で可能ということだったので、決行することにしました。体温を測定する機械とアルコール消毒液はホール側に用意していただきました。

客席は隙間がある方がいいだろうと思って、200席のうち70数席を予定しましたが、コロナ禍が酷くなるにつれて欠席も増えるだろうと思っていました。それでも、最終的には60名の方々においでいただきました。本当にありがとうございました。

デュボワのピアノ四重奏曲をまず演奏。そして休憩。続いてサン=サーンスのピアノ四重奏曲。アンコールでは、フォーレのピアノ四重奏曲第2番から第二楽章を演奏しました。東京での演奏会は、最初が2016年、フランス近代の曲として、ルクーのピアノ四重奏曲とフォーレのピアノ四重奏曲第1番を演奏し、次の2018年では、ドイツものとして、シューマンのピアノ四重奏曲、ブラームスのピアノ四重奏曲第3番を演奏しました。今回が3回目ですが、東京でのピアノ四重奏曲演奏会はこれを最後にしたいと思っています。これまでお越しいただいた方々、応援してくださった方々、どうもありがとうございました。



    サン=サーンス ピアノ四重奏曲変ロ長調