全国アマチュア室内楽フェスティバル2014 in みなとみらい




大雪

昨年までは2日間にわたって行われていたようなのですが、今年(から?)は1日だけ。2014年2月15日(土)に横浜のみなとみらいホールで開催されました。1週間前の週末は、日本全国が記録的な大雪で、関東地方も45年ぶりの大雪となりましたが、なんと、その1週間後の金曜日、フェスティバルの開催される前日、それに輪をかけた歴史的な大雪。郊外電車は軒並みストップし、東京から横浜に向かう東横線、京急は途中区間で運休。藤沢から横浜への交通網も遮断される始末。リハーサルに出席できない団体が続出するなか、我々はリハーサル時間5分まえに全員が揃い、リハーサルをすることができました。

みなとみらいホール 小ホール

初めてのホール。響きなども分からないので、スタッフの方に聞きながら調整です。まずすべきことは、ピアノの蓋をどの程度あけるかということ。とりあえず全開でやってみて、どうですかと聞いたら、「いいんじゃないですか」という予想外の答え。結局、本番も蓋を全開で演奏することになりました。多くの演奏者が使ってきたであろうチェロの差し込み穴があったので、そこにチェロを差し、それに合わせて弦を配置しましたが、「弦の音が生音に聞こえる」ということで、少し下がるように指示をうけました。スタッフの方の話によると、このホールは、舞台両再度にある柱の彫刻より奥で演奏すると反響がよいとのこと。その指示に従って、少し奥で演奏することにしました。ホールは評判通り響きのよいホールで、とても演奏しやすい感じがしました。演奏本番の映像はネットに掲載することが禁止されているので、写真はありません。

                             


「ヤマハ賞」受賞

出演者は、以下のチラシの裏に有る通り全部で12組。弦楽合奏が2組、弦楽四重奏が2組、ピアノ三重奏が2組、クラリネット・トリオ、リコーダー合奏、オカリナ四重奏、フルート・トリオ、ハーモニカ・デュオ、クラリネット四重奏それぞれ1組です。


私たちは、どういうわけか「トリ」を務めることになりました。ACFにはこれで通算4度目の出演になりますが、トリは初めてでした。はじまってから、自分たちの演奏の順になるまでが長かったこと!しかも、予定よりも30分おしていました。16:00時開演だったのですが、18:50分ころに、ようやく舞台裏でのスタンバイとなりました。チェロ担当の私は、日曜日に神戸で朝から仕事があるため、今日中に帰らねばなりませんでした。19:30分にはホールを出たいと考えていたので、ギリギリでした。

演奏終了後、受賞式がありました。カザルスホールの時にはなかったのですが、みなとみらいホールに移ってからなのか、授賞が行われているようです。みなとみらいホール賞、FMヨコハマ賞、ヤマハ賞の三種類が用意されているというのです。それぞれ何の賞なのか説明がなかったので分からないのですが、どの賞も、ACF精神に合致した団体に与えられるようでした。そして、私たちは、なんと、ヤマハ賞をいただくことになりました。これは驚きでした。ちなみに賞の中身は、ヤマハの超ミニハーモニカ3本入りセットでした。

みなとみらいホール賞は、会場を一番沸かせた「オカリナアンサンブルぴくにっく」でした。1曲目のトップの超絶技巧、2曲目の猫耳のかぶり物など大阪出身らしい演出、聴きどころ、見どころ満載の舞台でした。FMヨコハマ賞は、地元神奈川の「杉劇リコーダーず」が獲得しました。ヤマハ賞は2組で、1組は私たち、他の人組みは、2人合わせると130歳を超えるという「TSハーモニカデュオ」でした。私たちは家族で、ハーモニカデュオは高齢者達の合奏ということで、受賞対象になったのかもしれません。

ホールの後ろの方は、出演者用に確保されていましたが、歴史的大雪にもかからわず、会場は出演者も含めるとほぼ満席となりました。たいへんでしたが、楽しい1日でした。